2020/08/13

ジムニー 新型ではジャッキアップポイントが変更に

このブログで一番閲覧数が多いのが、これ。

ジャッキアップに失敗して修理代が高くついた話 https://ezk-automobile.blogspot.com/2015/03/blog-post.html


ジャッキアップポイントは取扱説明書にも記載があるし、そのことを記事でも書いているんですが、なんで?という気もしつつ、やはりフロントデフで持ち上げると不安定だから検索して閲覧されることが多いのかな?と思った次第。

JB23とJB64ではフロントのジャッキアップポイントが変更になっていました。


JB23

JB64

JB23ではフロントのデフ玉だったのに、JB64であデフの右側(クルマの中央)に変わっているじゃないですか。(リア側は変更無し)

やっぱり不安定だから変えたんじゃないんですかね、と思った次第です。



ジムニーのオイル交換タイミング(シビアコンディションってなに?)

YouTubeの動画でクルマのメンテナンスをDIYしている人って結構いるんですね。

この人は整備士か?という人もいれば危なっかしい人もいて玉石混淆なのがさすがYouTubeって感じではありますが、上手い人の動画は参考になりますし、車種によってはこうなのかと気付きのある動画もあって勉強になります。

で、動画を見ていて気付いたのがオイル交換のタイミングです。

これが見ちゃった動画のオイル交換タイミング。(あえて動画は貼りません)

5代目ワゴンR(ターボモデル)のオイル+オイルエレメント交換の動画だったんですが、日常用でオイルフィラーキャップに不着したオイルが「乳化」しているような状態のもの。乳化は水とエンジンオイルが混ざった状態ってことですから「ちょい乗り」がメインってことがわかります。

動画では18853kmでオイル+エレメントをDIYで交換していたようです。前回が10000kmとのことなので8850kmもメンテナンス無し。「次回は少し早め」で25000kmとのことなので、それでも6150km走行後に交換ということになります。

はっきり書けば「ちゃんとマメに交換しようよ!」ということ。


さすがにジムニーでこういう交換サイクルの人は稀だと思いますが、ジムニーの場合はJB23もJB64も交換サイクルは以下の通りです。


ここに書いてある「厳しい条件(シビアコンディション)」とあるのは、エンジンを高回転で走行することだけではなくて、「ちょい乗り」(短時間走行)も含まれることに注意しましょう。エンジンにとって10分程度の走行を繰り返すのはエンジンオイルの温度が上がらない=エンジン内の温度があがらない=エンジン内の水分を蒸発させることができない状態なのでエンジンにとっては大きな負担になります。

シビアコンディションの場合は通常の半分、3ヶ月か2500kmのいずれか早くで交換というのが目安になります。(結構すぐなんです)


ということで、ちょい乗りが多いなという人、ほとんど乗らないという人はシビアコンディションでの交換になります。

JB64の場合もJB23と同様、SN 5W-30のエンジンオイルです。使用するオイルの規格は一緒。オイルの使用量だけ異なります。

JB23(後期)はこれ。

JB64は以下の通り。

JB23はオイルのみ交換だったら2.8L、JB64は2.6L。

オイル+オイルエレメント交換の場合はJB23が3L、JB64が2.8Lになります。


おまけ

ジムニーには、スーパーロングライフクーラント(スーパーLLC)という冷却水(クーラント)が使われています。これまでのLLCの約2倍の寿命を持つもので、新車時で「16万kmまたは7年」の早い方、2回目以降は「8万kmまたは4年」の早い方となります。

ブレーキフルードは車検毎に交換しましょう。

エンジンオイル、クーラント、ブレーキフルードの交換は基本のキなので長持ちさせたいなら上記内容で交換を。